12月13日(水)市役所
古川町壱之町で創作料理店タスパdeシャングリ・ラを経営する玉腰正人さん(66)が飛騨市と県調理師連合会の推薦を受け、今年度の「卓越した技能者県知事表彰」を受賞されました。11月28日に岐阜市で授賞式が行われ、飛騨市からは3人目、調理人では初の受賞者となります。
玉腰さんは昭和52年に調理師専門学校を卒業し、46年間にわたってホテルなど調理の第一線で活躍。平成7年5月にタスバdeシャングリ・ラを開業し、14年に県の「ぎふの味・料理名人(現伝承名人)認定コンクール」で名人の称号を獲得。県調理師連合会が主催する技術コンクールなどでも入賞を重ね、高い技術力が評価されています。
また、南吉城調理師会副会長として若手調理師の育成指導や独居老人への弁当配布、市民向け料理講習会の講師を務め、令和2年からは飛騨市と協力して子供たちを対象に「味覚の授業」の講師も務め、食育指導に当たっています。
フランス料理を得意とする玉腰さんは市内に店を構えるまで一流ホテルで腕を磨き、フレンチやイタリアンなどさまざまな料理を研究、実践されてきました。この日、玉腰さんは「料理屋はお客に来ていただいて成り立つ商売です。店に立つ時間は長く、家族の理解も必要。それだけに毎日が真剣勝負で、今回の受賞は料理人として大きな励みになりました。さらに上を目指して精進したいと思います」と話されました。
これに対して都竹市長は「卓越した技能者というすばらしい賞を獲得されたので、夜の営業を含め、より多くのお客の目にとまるようにPRする方法を考えなくてはいけませんね」と労をねぎらい、また、同席した県調理師連合会の大脇会長は「技能を磨くだけでなく、食育や社会貢献にも熱心で、すばらしい。さらにレベルアップし、現代の名工という最高レベルを目指して励んでほしい」とエールを送られました。