12月15日(金曜日)市役所
ふるさと納税の返礼品の中でも全国的に珍しい“おっちゃんレンタル”が話題を呼んでいます。「全国から愛され、応援してもらえる飛騨市」を目指し、ふるさと納税運営受託者の(株)ヒダカラと市は、2019年9月から従来の“モノ”でなく“おっちゃんレンタル”という着地型返礼品をスタートしました。
第1弾おっちゃんとなった大田利正さん(69)は飛騨古川ユースホステルを経営する名物ガイドで、市民も知らないような隠れた魅力を紹介したり、ローカルな店に案内してくれることで人気を呼んでいます。この日、大田さんは第2弾おっちゃんに選ばれた宮川町のアユ釣り名人・室田正さん(74)と記者会見に臨み、市ふるさと納税事務局から認定証が贈られました。
これまで夫婦やファミリー中心にガイドを行ってきた大田さんは「定番の観光コースと違い、街のウラ側を見たり、謎解きを楽しんでもらっています」と話し、また、長年アユ釣りのプロとして活躍した室田さんは「宮川下流のアユは料亭の味。暴れまわる元気なアユですが、初心者にも短時間で釣らせてみせます」と抱負を述べられました。
市によると、返礼品は地場産品を納税者に届ける「モノ消費」が中心ですが、現地を訪れ、実際にサービスを提供する着地型返礼品は観光事業が主体の飛騨市にとって誘客につながります。また、寄付者と市民との交流を育み、地元飲食店を利用したりすることで地域経済を回す効果も生まれます。市では「今後も新しい特技を持った名人や達人、変人といわれる方々を発掘し、第3、第4のおっちゃん、おばちゃんとして活躍していただけたら」と話していました。
また、会見後はプレス向けモニターツアーが行われ、大田さんが高山市の中村真由美さん親子を引率し、古川町市街地を案内。太子堂や屋台蔵、さくら物産館ほか、怪獣の置物や地元でもあまり知られていないハート石など隠れたスポットにも案内しました。中村さんは「古川の屋台蔵は高山と違い、扉に台紋などの装飾が施されていますね。知らないことをいろいろ教えていただきましたが、おもしろい話もポンポン飛び出して楽しかったです」と話していました。
【飛騨市ふるさと納税に関するお問い合わせ】
(株)ヒダカラ
電話番号:0577-54-1802
メール:hida★furusato-mail.com
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