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正月を前に、しめ縄飾りを手作りしました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年12月26日更新

12月24日(日曜日) 古川郷土民芸会館

NPO法人飛騨市・白川郷自然案内人協会が、古川郷土民芸会館でワークショップ「しめ縄、作らんかよ~こころこめ つくって迎える お正月~」を開催しました。

正月を間近にひかえ、歳神様を迎える準備として「しめ縄飾り」を作る伝統文化や、身近な自然の恵みを感じてもらおうと毎年開催しているもの。神岡町の森下良一さんから作り方を学んだ同NPOのメンバーからサポートを受けながら、飛騨市や高山市など市内外から参加した約20人が、飛騨市産の自然素材などを使ったしめ縄飾り作りに挑戦しました。

同NPOメンバーの酒井悟さんが古川町太江の田んぼで、今回のしめ縄用に栽培した無農薬のコシヒカリを青刈りした稲わらを使用しました。わらをより合わせて直径約4cm、長さ50cmほどの「一本じめ」を作り、その中心あたりに、束ねたわら「垂れ」を3つ差し込んで土台を製作。そこへ近隣の山などで採取した縁起物のアカマツやナンテン、サカキ替わりのソヨゴの小枝などをバランス良く配置しました。また、河合町の特産品「山中和紙」で作った紙垂(しで)、縁起物の「扇子」、稲穂などをあしらいました。

酒井さんは「垂れは、わらを12~15本ぐらいずつ、きれいに3等分するのがコツ」「飾り物が抜けてしまわないよう、きつめに縄を綯って」などとアドバイス。参加者は慣れない手つきながらも熱心に作業にあたり、思い思いのしめ縄飾りを完成させました。

高山市から参加した金柄光俊さんは「初めて作ったのですが、いろいろ教えてもらって、自分なりの物ができて嬉しかったです。縄を強く綯うところが大変でした。今日作ったしめ縄飾りは、高山の実家に飾ります」と話し、満足気な様子でした。

酒井さんは「地元で採れた材料で季節のものを作ることで、地産地消が進むといいなと思いますし、昔から伝わってきたものが次の世代に伝わっていくといいですね」、同NPO事務局の吉眞陽子さんは「節目節目を大切にしたり、自然の恵みに感謝する暮らしを改めて見直す機会につながれば」と思いを語っていました。

参加者 集合写真

参加者 集合写真

しめ縄作りの様子(1)

しめ縄作りの様子

しめ縄作りの様子(2)

しめ縄作りの様子

しめ縄作りの様子(3)

しめ縄作りの様子

しめ縄作りの様子(4)

しめ縄作りの様子

しめ縄作りの様子(5)

しめ縄作りの様子

しめ縄作りの様子(6)

しめ縄作りの様子

しめ縄作りの様子(7)

しめ縄作りの様子

ナンテン

ナンテン

アカマツ

アカマツ

完成したしめ縄

完成したしめ縄