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古川西小と河合小の児童がアマチュア無線で交流

印刷用ページを表示する掲載日:2023年12月11日更新

12月7日(木) 古川西小学校、河合小学校

古川町の佐藤光臣さんが古川西小学校を訪問し、同校の昼休み時間に4~6年生児童の希望者に集まってもらい、アマチュア無線機で河合小学校の児童と交流してもらう取り組みを行いました。

地域の人が自ら得意としていることを子どもたちに教え、学びを深めながら学校を核とした地域づくりを進めるなど、学校と地域住民が力を合わせて学校運営を行う「コミスクふるにし(地域学校協働本部)」活動の一環として実施したもの。

佐藤さんは「コミスク」で子どもたちの登下校の安全を見守る「見守り隊」の活動も行っており、今回は自身が57年間続けているというアマチュア無線を児童らにも体験してもらいたいと検討。これまでは資格が無いと無線機を操作できませんでしたが、資格所持者が立ち会って操作をサポートすれば無資格者でも体験できるように総務省がルール変更を行ったため、今回初めて実現したそうです。

佐藤さんは、自身が所有する無線機器を同校と河合小学校に設置。12月7日には同校の5年2組の児童を対象に実施し、河合小学校の5年生児童と無線で交信しました。自己紹介では、名前が間違って伝わらないよう「桜のサ」「東京のト」「上野のウ」などと1文字ずつ分かりやすく伝えたり、「今日の給食は何でしたか?」「趣味は何ですか?」などと質問しながら交流していました。

交信が終わった後、佐藤さんはアマチュア無線の基本などを説明しました。これまで交信したことのある246カ国の名や、交信した記録としてやり取りする通信記録カード「QSLカード」なども紹介。無線に関する基礎を学べる冊子も児童へ配りました。アマチュア無線の資格を持っている児童もおり、佐藤さんへ質問したりしていました。

森瀬大翔さんは「友達と携帯電話で話すことはあるけど、無線は初めてで楽しかったです。趣味でやってみたいなと少し思いました」、大西こはなさんは「無線で、あだ名を紹介し合ったり、相手が笑ってくれたりしたので嬉しかったし、楽しかったです。無線に関心は持ったけど、自分でやるのはちょっと難しいかも」などと感想を話していました。

佐藤さんは「無線を扱う人材が全国的に不足しているので、こうした機会を通じて興味を持ってもらい、将来は国家資格を取ってもらえたら。思いがけず児童の中に資格を持っている子がいて嬉しかったです」「無線をやると計算や言葉、地理、電波のことなど幅広い勉強になります。こうした機会をもっとつくって、子どもたちを全国の無線愛好家とつなげたいです」と話し、元気な子どもたちの姿に目を細めていました。

交流の様子(1)

交流の様子

交流の様子(2)

交流の様子

交流の様子(3)

交流の様子

交流の様子(4)

交流の様子

交流の様子(5)

交流の様子

​交流の様子(6)

交流の様子

交流の様子(7)

交流の様子