3月23日(木曜日)山之村小中学校
山之村小中学校の児童生徒15人が、神岡町山之村地区の特産品であることをアピールする認証制度「山っこブランド」を立ち上げ、認定された生産者に対し、独自の認定証やブランドロゴが描かれたシールを授与しました。
同校の児童生徒は「ふるさとのために何か貢献したい」と、これまでに地元の野菜や特産品の販売会を開くなど、山之村地区の魅力を伝える活動を行ってきました。こうした取り組みの中で、知名度をさらに高める活動をしたいと、児童生徒が主体となって新たにブランドを立ち上げたそうです。
認定の対象となるのは(1)山之村地域の気候や風土の中で生産された(2)山之村で暮らしている人が作った(3)山之村の子どもたちが「いいね・おいしいね」と認めた、など3つの条件を満たすもの。希望する生産者が「ブランド認定申込書」を同校に提出した後、児童生徒会で可否を審議し、認定されると認定証とロゴシールが授与されます。このシールを商品に貼ってアピールすることで、従来から知られている「山之村産のものはおいしい」という付加価値が加わり、地元産品の販売促進と知名度向上に寄与しようという考えです。今後、山之村牧場に同ブランド品の販売ブースが設けられる予定です。
この日、認定証を受け取った「すずしろグループ」の岩本智恵子会長は「いただいたシールを貼り、子どもたちの力を借りて一生懸命にやっていきたいです」と目を細めていました。
同校生徒会長の沖田彩宇さんは「このロゴで山之村を盛り上げたいし、生産者の皆さんと団結していけたら。他の地域の方にも山之村の魅力をたくさん知ってほしいです」「子どもたち自身がロゴ作りからアイデアを出してやっているのも魅力の一つだと思います」などと話し、積極的な活用を呼びかけていました。