6月8日(木曜日)飛騨神岡高校
飛騨神岡高校で社会人講話が開催され、全校生徒121名が参加しました。これは、年に2回、地域で活躍されている方を社会人講師として招いて行われる恒例の講話です。
この日は高山市出身で、柏木工株式会社に勤めながら山岳レーサーでもある垣内康介さんが講師を務め、過酷な山岳レースの様子を映した動画を紹介しながら話していました。
山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」は、富山県から北、中央、南アルプスを越えてゴールの静岡市を目指す全長415キロを8日間以内に踏破します。
垣内さんは出場を目指し6年間厳しいトレーニング続け、選考会は通過しましたが、出場枠30名に絞る抽選では落選。一度は夢を諦めましたが、再挑戦をしている仲間をみて夢を諦めた罪悪感を感じさらに4年後に再挑戦をすると決めましたそうです。午前3時に起床し10〜20km走ったり、徹夜で40kmを走ったこともあるそうです。そして過酷なトレーニングを続け、山岳レースへの出場を目指してから10年後に、初出場初優勝を果たしました。
垣内さんは夢や進路に悩む生徒に向け、「やり続ければ夢は叶う」「努力している時間は目標に近づいている時間」だと語りました。
生徒は熱心にメモを取りながら、垣内さんの話に耳を傾けていました。質疑応答では「夢が終わった後が心配ですがどう考えていましたか?」や「疲労感を耐えるケアはどのようなことをしましたか?」などの質問をし、垣内さんは一人一人に寄り添った回答をし、生徒の背中を押しました。
最後に生徒会長の岩垣うめさんが講話を振り返り、お礼の言葉と『夢を見つける努力をしたい』と話していました。