3月11日(月)市役所
元神岡町議会議員の洞正夫さん(神岡町吉田・88)が今年1月1日付で旭日単光章を受章し、この度、勲記と勲章が都竹市長から贈られました。
洞さんは昭和57年7月に議員に初当選し、以来4期16年の長きにわたり在職。この間、総務委員会委員長、文教厚生委員会委員長などの要職を歴任し、平成4年7月には副議長に就任するなど地方自治の発展に尽くされました。
また、長年勤務された神岡鉱山では組合機関紙の編集委員を務め、町議会では当時は珍しかった広報紙を発行するなど、文筆家としても腕を振るいました。議員退任後は「ふるさと神岡を語る会」の会長を務め、今なお町内を歩き回って『ふるさとへの追憶』の発行を手掛けられています。
この日、夫人を伴って出席された洞さんは、勲記を受け取った後、都竹市長から「鉱山の衰退に伴い、今後どういう町を築き、繁栄につなげるか。議会ではそうした課題と向き合いながら汗を流し、神岡のために尽くされました。これからもお元気にご活躍いただきたいと思います」と、ねぎらいの言葉をかけられました。
また、『ふるさとへの追憶』の執筆に関しても「大変貴重な内容で、神岡のイメージをつかむことができ、ありがたかったです。こうして文字にすることは後世にも遺る、偉業です」と話し、洞さんは「こんな賞をいただけるとは夢にも思いませんでした。文献調査はこれからも続けたいと思います」と述べられました。