3月22日(金)(KAGRA施設内)
海外の観測施設と共に第4期共同観測のため調整を進めていたKAGRAが、1月1日の能登半島地震の余波により、内部のレンズがズレてしまう大きなダメージを負い、観測不能な状態となってしまいました。
これを受けて地元の関連団体や学校がKAGRAの観測再開を祈願した応援メッセージを寄書にして寄贈しました。
寄書を受け取った東京大学宇宙線研究所重力波観測研究施設の大橋施設長は「大変うれしいこと。国際共同観測で成果を出すことが一番の恩返しになると思うので頑張ります」と話していました。その後KAGRAプロジェクト代表の梶田教授も「飛騨市民の皆さんに支えてもらって嬉しい。メンタル的にも大変つらい事象だったが、このメッセージを見て元気を貰い頑張りたい」と感謝の意を示されました。
寄贈した寄書はKAGRA実験場の大扉に掲示され復旧に携わる研究者の方々の目に触れ、年内復旧を目指されるとのことです。