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飛騨市消防操法大会に替え「飛衛消火訓練会」を実施しました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年6月20日更新

6月16日(日曜日) 飛騨流葉スキー場第1駐車場

団員の消火技術の習得や向上を目的とする「飛衛(ひまもり)消火訓練会」が、神岡町の飛騨流葉スキー場第1駐車場で開かれました。

人口減少や団員の高齢化が進む中、消防団の担い手不足が全国的にも課題となっています。その原因として、消防操法大会へ向けての過度な訓練、各種イベントなどへの参加、報酬や手当が十分でないことが団員の大きな負担になっているのではと考え、訓練のあり方を再検討。飛騨市消防操法大会を昨年度で終了し、これまでの大会に替え、タイムの測定や順位を決めるような競技性を排除し、安全配慮や技術の取得、技術操作、機材保護といった、より実戦的で基本的な面を重視する訓練会にしたもので、今回が初めての実施となりました。名称は、団員から寄せられた中から投票で選ばれたものだそうです。

この日は、狭あいな住宅密集地で火災が発生し、消防ポンプ車が現場に近寄れないとの想定で訓練を実施しました。火点から離れた場所に消防ポンプ車を停め、消火活動の障害となる建物をう回しながらホースを展開し、2階建ての住宅の1階部分と2階部分の火点に放水するもの。消防ポンプ車を保有する市内の5つの分団が参加し、6人1チームで訓練を行いました。最初に到着した第1陣の4人が状況を把握しながら第1線を延ばして放水を行い、後から到着した第2陣の2人と情報を共有しながら、さらに第2線を延ばして消火活動を行うという、実際の消火活動に即した内容としました。

参加した団員らは、それぞれの判断で工夫したりアクシデントに対応しながら訓練を実施。建物破壊の可能性も考えて鳶口を用意したり、状況に応じて水圧を調整するなど各分団ごとのやり方で訓練にあたりました。終わった後は評価者と団員が車座になって振り返りも行い、減点方式ではなく良かった点を中心に講評したり、参加者からも工夫した点や反省点などの意見を聞きました。「実際の現場でホースが2線というのは少なすぎる。本数を増やすと、より実戦的になるのでは」などの提案も寄せられていました。

終了後、飛騨市消防団の尾崎忠夫団長は「緊張せず、確実な操作をしてくれたと思います。こういう流れでいってくれれば。怪我のないよう消火活動をしてほしい」と振り返りました。

訓練を見学した都竹市長は「大変画期的。これが本当の実戦的な訓練だと思います。工夫も凝らされているし、初の試みとして素晴らしい。また来年、もっと改良されると思うので期待しています。下呂市や白川村などからも団長さんが来てみえて、他の消防団の参考にもなるのでは」と称賛していました。

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(1)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(2)

 飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(3)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(4)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(5)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(6)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(7)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(8)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子(9)

飛衛(ひまもり)消火訓練会の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会 講評の様子(1)

飛衛(ひまもり)消火訓練会 講評の様子

飛衛(ひまもり)消火訓練会 講評の様子(2)

飛衛(ひまもり)消火訓練会 講評の様子