6月29日(土曜日)旧深山邸(旧遊郭・若松家)
旧深山邸利活用事業の一環として、神岡町の木工作家3名による作品展が開催されました。出展者は故寺内二郎さん(ミニチュア木工)・西浦政雄さん(木彫り)・岩垣弘憲さん(組み木)の3名です。大小300点ほどの作品が展示されており、入口には寺内さん作の深山邸のミニチュア木工も展示されています。
市ではかつて遊郭であった「若松家(旧深山邸)」を譲り受け、現在、管理・活用を行っていますが、これまではスポット的なイベントや街歩きガイドによる施設案内での使用しかありませんでした。そこで、市民と一緒にさらなる利活用を図るべく、今回作品展を開催しました。
この作品展は、地域の皆さんが気軽に集える場所をつくり、作品展を通して来場者がワイワイ語ったりすることで認知症予防に繋げていくことを目的に「和い和い会(わいわいのかい)」堀辺明子代表が企画したものです。和い和い会は昨年7月に設立され、現在会員は60~70代の女性5名。昨年10月に手芸愛好家の皆さんの作品展「きょういくところ集う作品展」を同施設にて開催。今回は2度目の作品展となります。
堀辺さんは「神岡には手先が器用な方、趣味で手芸をやっている方が沢山いる。作品展をしながらお茶を飲んで語っていってもらいたい。高齢者の行き所が少ないので、こういう場所があれば、見に行こうときっかけができて、楽しみもできると思う」と話しました。