7月26日(金) 吉城高校
吉城高校では入学希望者の減少を受け、広く高校の魅力を知ってもらおうと生徒自らが広報活動や高校魅力化に繋がる活動に取り組んでいます。
この日は吉城高校の生徒会のメンバーらが主体となり進めてきた、高校公式ポロシャツ着用実現までの活動報告や8月末に開催される文化祭での新たな試みについて記者発表を生徒自ら行いました。
高校公式ポロシャツの着用実現への取り組みでは、夏季の制服は洗い替えが難しく生徒から改革の要望が上がっていました。そこで、有志の生徒らにより「ポロシャツ委員会」を設立、素材やデザインなどをアンケートし、教職員を含め議論を進めました。校長の許可を得て校則を改定し、学校、保護者、地域関係者などで構成される学校運営協議会からも認められ、ポロシャツ着用を実現させました。
ポロシャツの素材や色、左胸の刺しゅうのデザインや色の組み合わせは約3500通りになり、生徒の個性を表現できるデザインになっています。同校によると、生徒主体でポロシャツ着用を導入させる取り組みは県内でも珍しいと言います。また、3年の丸山一葉さんは「授業に支障がない落ち着いたカラーで地域住民の方々に認めてもらえるような高校生らしいデザインを制作することができました。多くの生徒や先生に着用してもらえて嬉しいです」と話しました。
一方で吉城高校入学希望者が減少しており、高山市内の中学生にも魅力を感じてもらおうと8月30日(金)、8月31日(土)で開催する吉城高校の文化祭「柏葉祭」に招待する取り組みを行っています。当日は無料の中学生向けのバスを準備。劇や展示、アトラクションのほか、今年初となるキッチンカーで食事販売が開催され、中庭には食事や休憩ができる食事会場が設置されます。2年の野首こころさんは「例年とひと味違う文化祭を楽しんで欲しい」と意気込みました。