7月27日(土曜日) 古川子育て支援センター
「NPO法人思い出の絵本展」の皆さんが飛騨市内外の乳幼児やその保護者、小学生、一般の人などを対象に、古川子育て支援センターで「絵本ライブ」を開催し、吉城高校の生徒13人も参加して絵本の読み聞かせや手遊び、パネルシアターなどを披露しました。
同校が地域と連携して行っている独自の地域課題解決型キャリア教育「吉城高校地域キラメキ(YCK)プロジェクト」の一環で行ったもので、絵本ライブへの高校生の参加は今回で10回目となるそうです。
高校生らは最初に、同NPOのメンバーから絵本の読み方や発声の仕方、子どもたちの関心を引きながら上手に楽しんでもらうコツなどを学びました。本番の前にリハーサルも行い、「読み終わった後、表紙もきちんと見せてね」「セリフを言ったらタイミング良く、さっとページをめくって」などとアドバイスを受けた後、NPOのメンバーと一緒に絵本ライブに臨みました。
大型絵本の『だるまさん の』や『おふとん かけたら』『わんわん わんわん』などの読み聞かせや『キャベツくん』のパネルシアター、手遊びなどを披露しました。『じいちゃんバナナ ばあちゃんバナナ』の読み聞かせでは、イラストなども使って熱演。この日来場した43人の観客から盛んに拍手が送られました。
読み聞かせは初めてだったという同校3年の下島梨子さんは「NPOの方々からは、動き回りがちな子どもの注意の引き方や、読む時の強弱の付け方などを教えていただきました。将来は社会貢献ができる仕事を目指しているので、今回の体験を通して、人とのふれ合い方を学べて良かったです」と感想を話していました。
同NPO代表の北平修子さんは「地域で行っている絵本の活動を知ってもらいたいですし、絵本を楽しむ機会にもしてもらえたら。こうした経験を将来の夢につなげたり、生かしてもらいたいです」「最初は声もなかなか出ませんでしたが、1時間ほどの稽古でできるようになり、みんなの前に立つと声がしっかり出るようになりました。すごいですね」と感心していました。