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飛騨神岡高校が「短歌甲子園2024」で準優勝を果たしました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年9月5日更新

8月26日(月曜日)市役所市長室

飛騨神岡高校文芸部が「第19回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2024)」団体戦で過去最高の準優勝を果たしました。出場15回目にして初の快挙を達成した部員の皆さんが、26日、都竹市長に喜びを報告しました。

大会は8月16日(金曜日)~18日(日曜日)に岩手県盛岡市で開かれ、出場校を決める予選審査には全国から約50校が参加。このうち昨年シードを得た優勝校と準優勝を含む計21校が選ばれました。

試合は先鋒、中堅、大将の3人1組で進められ、飛騨神岡高校からは部長の中島聖音(3年)、井上歩香(3年)、浜本小羽(2年)の皆さんが出場。最初の1次リーグは21校を7ブロック(1ブロック3校)に分けて行われ、各ブロック1位と敗者復活戦で勝ち進んだ計8校が決勝トーナメントに進みました。

この日、市役所には部員5人と長年指導している野田晶子先生、文芸部顧問の鴨宮慧教諭が来訪。都竹市長から祝福を受けた中島さんは「毎年、結果が振るいませんでしたが、今回は準優勝という成績を残すことができてうれしいです。多くの先輩方と先生に感謝します」と報告。

引きつづき大会のエピソードを語った中島さんは、今大会の明暗を分けた原因の一つとして、1次リーグ初戦で昨年優勝した青森明の星高校に勝った点を挙げ「最初はどうなるんやろうと、ビクビクしながら試合に挑みました」と振り返っていました。

同校文芸部は部員がわずか5人と少数ですが、野田先生に温かく見守られながら、毎日和気あいあいと楽しく活動し、その中で培ったチームワークが武器だそうです。

決勝トーナメントに進んだ同校は順調に勝ち進み、決勝戦へとコマを進めましたが、残念ながら昨年準優勝の八戸西高校に敗れました。この時、中島さんは勝敗が決まる大将戦に挑み、提示された「手」という題に対して『部活後に 手におさまった おにぎりは 感情のせて 言葉をむすぶ』と詠みました。
決勝トーナメントは20分で歌を詠む即詠で勝敗が決まりますが、「手」という題を耳にした時、何よりも伝えたかった野田先生への感謝の思いを歌にすることが頭に浮かんだと言います。

感謝の思いを象徴する野田先生との思い出は、部活動を終えると「私たちの手をギュッと握り締め、手の中に収めてくれるよう渡してくれたおにぎりです」
と胸の内を明かしました。優勝こそ叶いませんでしたが、決勝戦で野田先生への3年間の思いを込めた歌を詠むことができたことが何よりうれしかったそうです。

都竹市長は「強豪がそろう中、いろいろ経験を重ね、感性を磨いて、すばらしい成績を収められ、おめでとうございます。神岡町は『立ち達磨』で短歌を募っていますが、これを機に短歌の町として神岡を売り込めるのではないでしょうか」と祝福の言葉を贈りました。

当日の様子

短歌甲子園で準優勝を果たし報告 学生と市長集合写真
短歌甲子園で準優勝を果たし報告する様子
短歌甲子園で披露した短歌
​​短歌甲子園で準優勝を果たし報告する様子
短歌甲子園で準優勝を果たし報告する様子