9月7日(土曜日) 古川町公民館
飛騨市は、薬草のまちづくりをさらに推進するため、さまざまな形で積極的に協力してくださる団体、個人を「飛騨市薬草まちづくりパートナー」として任命する制度を創設し、「全国薬草フェスティバル in ひだ」の席上、第1号となった皆さんへの委嘱式を開催しました。
この制度には、主に飛騨市の取り組みのPRや薬草の関係人口を獲得する協力を担っていただく「薬草アンバサダー」、PRの他に技術協力や普及活動への支援も担っていただく「薬草まちづくりパートナー」の2区分があります。
今回は、薬草を活用した入浴に関する技術協力や共同イベントの開催など飛騨市と連携を重ねている各務原市の(株)日本温浴研究所を「薬草まちづくりパートナー」に、飛騨市での薬草の取り組みを紹介する書籍『薬草を食べる人びと~北アルプスが生んだ薬箱のまち・飛騨』の取材や出版に尽力された共同通信社の垂見和磨さんと世界文化社の原田敬子さんを「薬草アンバサダー」に認定し、都竹市長からそれぞれ委嘱状を手渡しました。
都竹市長から委嘱状を受けた日本温浴研究所代表取締役の星山道弘さんは「大変責任のある仕事となりますが、地元の方と一緒に楽しみながら、明るい未来を感じる取り組みにしたいと思います」とあいさつしました。
また、垂見さんは「飛騨市の薬草の取り組みをあますところなく描いた本を持ってきました。おそらく私の仕事はこの本を全国に売りまくることでは。それはイコール飛騨市の薬草をPRすることだと決意を表明します」、原田さんは「この本を全国の1人でも多くの方に届けることが、薬草の取り組みをPRすることになると思います。飛騨市の薬草の取り組みの可能性は、まだまだ広がると思います。さらなる発展に向けて尽力していきたいと思います」と思いを述べました。
都竹市長は謝辞を述べ、「薬草は身の回りにある雑草ですけれど、これが宝物になり健康の源になっていく、こんな素晴らしいことはありません。地域やまちの宝物に目を向けていくきっかけにもなるのでは。いろんな意味で今後の可能性も大いにあると考えています」と話しました。