ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 天生湿原で陸地化促進植物の刈り出し作業が行われました

天生湿原で陸地化促進植物の刈り出し作業が行われました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年9月25日更新

9月14日(土曜日)天生県立自然公園

近年、陸地化が進む天生湿原で「陸地化促進植物」とされるノリウツギの刈り出し作業が行われました。天生湿原では、温暖化などで徐々に乾燥化が進む湿原を守ろうと、パトロール員が陸地化促進植物の刈り出しを行っています。

陸地化促進植物にはノリウツギのほかイヌツゲなどが見られ、今年7月下旬からパトロール員が刈り出し作業を行っています。今回初めて一般参加者も加わり、特に多いノリウツギの刈り出しを行いました。

この日は、日ごろ市の関係人口創出に力を貸している「ヒダスケ!」のメンバーで組織する「森スケ!」の皆さん6人が、パトロール員と共に鎌や剪定バサミを手にミズゴケが見られない陸地化した場所で約3時間汗を流しました。

刈り出したのは主に地面から顔を出したばかりの萌芽で、中には地中深くに伸びた大きな根を力いっぱい抜き取っている人もいました。

パトロール員の金子大将さんと吉眞陽子さんは「陸地化は広範囲にわたりますので、とてもパトロール員だけでは手が足りません。貴重な湿原を守るため、今回は皆さんの力をお借りしましたが、これからもよろしくお願いします」などとあいさつしました。

また、森スケ!から参加した名古屋市の野田睦さんは「登山や植物が好きで、天生の籾糠山にもたびたび登ります。その度にパトロールの方々の熱心な活動を眺めていますが、今回は何かお手伝い出来たらと参加しました」と話し、この日も作業後、籾糠山に登って行かれました。

なお、参加された森スケ!の方々は「さるぼぼポイント」のほか入山協力金が免除になる特典を受けられました。

当日の様子

天生湿原の草刈り作業の様子
天生湿原の草刈り作業の様子​​​
​​天生湿原の草刈り作業の様子
天生湿原の草刈り作業の様子
天生湿原の草刈り作業の様子