9月21日(土曜日)史跡江馬氏館跡公園
国史跡・名勝に指定されている江馬氏館跡で、神岡にお店を構える「Bistrot Chez Bois(ビストロ シェ・ボア)」さんのご協力のもと「神岡フレンチ@江馬館」が開催されました。
江馬館利活用事業が始まった年から毎年開催されており、今年で5回目となります。
この日は市民15名が、中世の江馬氏さながら土器(かわらけ)に濁り酒を注ぎ乾杯し、本格フレンチを楽しみました。
林暢之シェフから料理や食材について、飛騨市教育委員会学芸員の大下永さんから江馬館についてそれぞれ解説があり参加者は耳を傾けました。
林シェフは「メインの岐阜県産豚頬肉のバスケーズではありがとうファームのピーマンとトマトを使用しています。地産地消でこの町で顔の見える生産者さんの食材で作らせてもらってます」と地元食材を使った料理への想いを語りました。
大下さんは、建物の構造やどのような文化財かを解説。また「乾杯したかわらけというお皿は洗って使えない使い捨てのものです。使い捨てはその時だけのもので尊いもの。思い出に持って帰っていただければ」と話しました。
神岡町在住の河上由美子さんは「この景色の中で、このフレンチをいただけて幸せな時間を過ごせました」と笑顔で話し、和仁敏枝さんは「ちょうど良い気候で、虫の音も聞こえて良い時間を過ごさせていただきました。お料理も美味しくいただきました」と感想を話しました。