9月22日(日曜日) 神岡町公民館
昭和29年に江戸木遣り音頭の伝授を受け、今日まで受け継いできた神岡江戸木遣保存会が70周年を迎え、記念講演会と市消防団神岡方面隊の梯子組と、江戸木遣保存会の木遣り歌の共演が行われました。
神岡江戸木遣保存会は現在、在籍するメンバーは60代前半から、初代より在籍している102歳の20名で活動をしています。消防団の出初式や初金毘羅宵祭、同級会、家の建設前、建設後などさまざまな場面に呼ばれ実演されてきたとのこと。
記念講演は2部にわかれ、第1部では江戸消防記念会史跡調査員の高橋 久雄氏を講師に迎え、保存会の70年の歩みと江戸の火消し、鳶職人についてなどを説明されました。
第2部では、地元保育園の園児の遊戯、市消防団ラッパ隊の吹奏、手古舞の実演後、メインイベントのはしご乗りと木遣り歌の共演が行われ、会場は拍手に包まれました。
保存会の会長を務める古田隆昭さんは「神岡江戸木遣保存会ははじめ46人で始めた。何もない状態から、纏、木遣り歌、梯子の3つの伝統を今日まで受け継いできてくれた先人の皆さんに感謝を示したい。また応援してくださった神岡町民の皆さんにも感謝をしたい。」と話されたあと、「伝統文化として10年、20年先までつないでいきたい。今の保存会は20人で維持していてるが実はもう少し増やしたい。」と笑顔を見せながら抱負を語られました。