9月27日(金曜日) 旧坂下小学校付近の宮川河川敷
宮川小学校の児童らが、宮川町桑野地内にある旧坂下小学校付近の宮川河川敷を訪れ、地元の人から宮川のアユの特徴やアユ漁などについて学んだり、アユの塩焼きを味わったりして、地元のアユの素晴らしさを学びました。
児童らに地域の宝であるアユにふれてもらったり、地元の皆さんがアユの放流などを行いながら一生懸命守っている姿を知ることで、地域とのつながりを学んでもらおうと企画。今年度は6月にアユの生態を学習したり稚アユの放流を行っており、そこで放流したアユが成長して大きくなった姿を児童らに見てもらおうと実施しました。
この日は、宮川下流漁業協同組合の森下真次組合長が「宮川町は面積のおよそ93%が森林で、山からもたらされるミネラルなど栄養分を豊富に含んだ水のおかげで、宮川のアユは大きく美味しく育ちます」「みんなが放流してくれたアユは今、25~30センチに育っています」などと紹介。また、アユの刺し網漁やアユを食べる鳥などについても説明しました。
その後、同漁協の皆さんが仕掛けた刺し網にかかったアユを見学しました。今回は、アユの群れがすでに下流へ向かいはじめた時期だったため、大漁とはなりませんでしたが、児童らは網にかかったアユを見たり網から外す作業を体験し、アユを手に持って感触を確かめたりしました。また、同漁協の長瀬崇参事がアユの雌雄の見分け方などを紹介しました。
児童らは最初、興味深げにアユを見たり触ったりしていましたが、陽気に誘われて水遊びも楽しみ、ずぶ濡れになって歓声をあげる姿もありました。6年生の岡田陽斗さんは「アユはヌルヌルしていて捕まえるのが難しかったです。今回アユが少なかったのは、釣り客が多すぎてアユの数が少なくなったのかと思いました」と感想を話しました。
この日は、炭火で焼いたアユの塩焼きも提供され、雌雄それぞれを食べ比べたりしました。3年生の佐藤大翔さんは「塩加減がちょうど良くて美味しい。そして甘い! 白子もうまい!」と満足した様子でした。