5月2日(金曜日)市役所市長室
「広葉樹のまちづくり」をサポートする新しい地域おこし協力隊のメンバーとして京都府京田辺市出身の松野由季さんが着任し、都竹市長から委嘱状が手渡されました。
活動期間は令和9年3月31日までの予定で、主に市内で産出される広葉樹の流通のボトルネックとなっている土場での仕分け作業、川上から川中へのスムーズな流通の仕組みづくりに取り組まれます。
これまで飛騨市広葉樹活用コンシェルジュとして小径木の活用方法を模索し、大きな成果を上げられた及川幹さんの後任として活躍が期待されています。及川さんは、今年3月まで地域おこし協力隊として主に川中と川下をつなぐ役割を担われ、その後も市内に定着して事業に取り組んでみえます。
松野さんは奈良高等技術専門校で木工を学び、これまで木や森に関わる業務に従事。今後は市と飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアムなどが広葉樹のまちづくりに関わる施業、製材や流通などの学びの場を提供し研鑽を積まれ、広葉樹の需要が増加する中、ボトルネックとなっている伐採現場など土場の効率化を始め、飛騨地域産広葉樹の流通量増加や円滑化に取り組まれる予定です。
すでにフォークリフトの資格も取得されている松野さんは今後、木材の仕分け作業で活躍する重機の資格も取得する予定だそうです。
委嘱状の交付式で都竹市長は「川上と川中をつなぐ流通の円滑な仕組みづくりは大切な仕事。山の暮らしにどっぷり浸かって松野さんなりのやり方でがんばり、定着していただくように願っています」とエールを贈りました。