街なかポケットミュージアムで「石棒展」を開催しています

5月2日（金曜日）飛騨古川さくら物産館蔵ホール

子孫繁栄を願って作られたとされる数多くの石棒が出土した宮川町塩屋の飛騨みやがわ考古民俗館の取り組みを発信しようと、古川町三之町の街なかポケットミュージアムで「ポケット石棒展」が始まりました。

同館には主に縄文時代に作られた1000本以上もの石棒を始め、数多くの考古資料や民俗資料が収蔵されています。しかし、冬季は雪深い上、交通アクセスなど地の利が悪いため、来館しにくい状況になっています。

そこで、同館では「小規模ミュージアムの新たな価値を創出しよう」と石棒クラブを発足させ、無人開館や３Ｄ技術を用いた資料公開などユニークな取り組みを実施してきました。ポケット石棒展ではこうした取り組みを紹介するとともに、石棒の魅力を発信することで文化財を守り、飛騨市を盛り上げるファン獲得を目指して開催されました。

展示しているのは同館収蔵の石棒始め、と石やたたき石など石棒を作る道具、土器類など122点です。これらの展示品は先ごろ市教委が行った「石棒展示コンテストinメタバース」で最優秀賞を獲得した展示方法を採用したり、石棒の製作工程もひと目で分かるような工夫が施されています。

ポケット石棒展は来年5月31日まで1年間にわたって開催しています。開館時間は4月～11月10：00～16時30分、12月～3月は10：00～16：00。木曜日と年末年始は休館。入館無料。問い合わせは市教委文化振興課0577­73­7496へ。

当日の様子​

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