飛騨市では高血圧者の減少を目指し、さまざまな減塩の取り組みを行ってきました。取り組みの成果が上がり、市国民健康保険特定健診での高血圧の人の割合は以前より減ってきており、「第13回健康寿命をのばそう！アワード（生活習慣病予防分野）」で厚生労働大臣最優秀賞に選ばれるなど全国からも高く評価されています。この取り組みを継続し、市民の減塩意識の醸成を図ることで、さらに健康寿命を伸ばしてもらおうと活動を続けています。

この日は、減塩商品を扱っている古川町のスーパーマーケット駿河屋古川店の前で、減塩の「ほんだし」や「だし醤油」などの食品サンプル、減塩商品を扱っている市内の減塩協力店を紹介するマップ、飛騨市や高山市の店舗で扱われている日本高血圧学会認定の減塩食品を紹介するチラシなど約400セットを持参。来店者一人ひとりに声かけをしながら手渡しました。

古川町の上道弘子さんは「自分が高血圧になってから、濃いめの味付けを控えたり、漬物を避けたりするようになりました。減塩のほんだしは使っています」「今日いただいたリストに載っている商品は見たことがあります。減塩であることが商品のパッケージに分かりやすく書いてあれば、それを選んで買うようにしています。いろいろ使ってみようと思います」と話していました。

市担当者は「減塩食品は美味しくないというイメージがありますが、一度食べてもらって、減塩商品を使うきっかけづくりになれば」と話していました。