5月26日(月)介護医療院たかはら
介護医療院たかはらでは、火災を想定した避難訓練を神岡消防署と合同で実施し、高齢者の避難誘導を想定した訓練も行いました。
今回は、火災発生時の初動訓練を徹底することにより、災害による人的被害を軽減することを目的として訓練を行いました。
当日は施設職員約20名と消防隊員10名が参加。1階の調理室から出火したという想定のもと、通報訓練から始まり、2階の入居者を非常口付近に集め、屋外非常階段を使って地上までの搬送手順を確認しながら進められました。
自力での避難が困難な入居者役を職員が演じ、実際にベッドや車いすで搬送することで、動線や所要時間、職員と消防隊員の連携を具体的に確認しました。
訓練後には、1階の面談室に訓練用の煙を充満させ、視界が遮られた状態での避難を疑似体験しました。参加した職員からは「慣れた部屋なのに距離感が分からなかった」「まったく前が見えなかった」など、煙の怖さを実感する声が聞かれました。
谷村こずえ施設長は「消防署との合同訓練は初めてで、職員にとっても危機感を持つ良い機会となった。消防隊の方々に施設を実際に見ていただき、顔の見える関係ができたことで、今後の連携にも安心感があります」と話していました。