神岡中学校の3年生が、5月28日から2泊3日で東京へ修学旅行に出かけました。2日目の夜には飛騨市役所から林野庁へ出向中の北平知秀さんの講話を聞きました。
『東京都で働く飛騨市出身者による生き方講話』と題された講話は、現在の仕事に関する説明から始まりました。飛騨市から遠く離れた東京で多忙を極めつつも、やりがいを感じながら充実しているといった話に生徒は聞き入っていました。
続いて、「ZORING」という、小中学生向けに作製された、森林の成り立ちや林業について遊びながら理解を深めるカードゲームを体験し、楽しく遊びながら循環型林業の営みについて理解を深めました。
会の最後には、飛騨市と東京の違いやそれぞれの良さについて触れ、東京は多様な考え方や生き方をしている人が多く、自分と趣味や気の合う人に必ず出会える。また、自然に囲まれた飛騨の雄大さや心地よい静けさは何事にも代えがたいものである。などといった言葉に、生徒たちは大きく頷いていました。
3日目には、総合的な学習の時間(探Q学習)の充実を目的として明治大学を訪問しました。3年生の探Q学習では、自分だけのマイテーマを設定し、これまでの教科学習や様々な経験から身に付けた力を駆使して課題解決に取り組みます。
そこで、明治大学商学部で地域資源の利活用やマーケティング等を学んでいる学生10名から助言をもらいながら、今年度探究を行うマイテーマを検討しました。
今年度の探Q学習は始まったばかりで、「薬草を使って商品開発をしたい」「飛騨の食材を使ったメニューを開発したい」など、具体的なテーマから、「小さい子と関わりたい」など漠然としたものまで様々でしたが、生徒たちは身ぶり手ぶりを加えながら、自分が取り組みたいことを大学生へ真剣に伝えました。その熱意に応え、大学生も一人一人に丁寧にアドバイスを行っていました。