6月8日(日曜日)飛騨市役所・各振興事務所、消防署ほか
「令和7年度飛騨市総合防災訓練」が市内一円で行われ、朝9時の防災行政無線によって市民は避難者カードや非常持ち出し品を携え、一時避難所への水平避難訓練などを実施。また、自主防災組織による高齢者や障がい者ら要配慮者の確認、援助なども行われました。
古川小学校では市指定避難所開設訓練が行われ、避難所運営協力防災士ら市防災士会の皆さんと19区(殿町・片原町・東町など)の区民約150人、市職員らが合同訓練を実施。
最初に防災士会役員の牛丸幸平さんが区民を前に講話を行った後、グループ別に避難所の体育館周辺で段ボールベッド、着替えや授乳のためのプライベート用テント、災害用のマンホールトイレの使い方などを確認し、学校敷地内にある備蓄庫を見学しました。
区民はトイレの座り心地や、段ボールベットにエアマットを敷いたり、床に直に寝たりして寝心地の違いを体験。「ベッドはひとりでも組み立てられますか」「家族の居住スペースはどのくらいですか」などと防災士の皆さんに質問していました。
参加した殿町の玉腰多津子さんは「実際に災害が起きたら気が動転してしまうと思うので、避難者カードや持ち出し用の必需品はしっかりチェックし、できることは自ら備えることが大切だと改めて思いました」と。同行した孫の大翔さんと彩笑さんは「段ボールベッドが頑丈なのに驚きました」「備蓄庫にたくさんの食品があって安心しました」と話していました。
牛丸さんは「本日の訓練を通じて今一度、防災意識を高めていただきたい。帰宅したら早速、持ち出し用の避難袋や各家庭の備蓄品を確認してほしい」と話していました。