6月16日(月) 古川消防署
7月24日に三重県で開かれる「第53回消防救助技術東海地区指導会」へ飛騨市消防本部を代表して出場する救助隊員の選考会が、古川町高野の古川消防署で行われ、19歳から29歳までの若手11人が参加しました。
同指導会は、救助活動に必要な技術と体力、気力の向上を目指して日々行っている厳しい訓練の成果を披露するもの。選考会に先だち、同本部古川消防署の竹原勝浩署長は「今までやってきた訓練の成果をいかんなく発揮し、過去最高のベストタイムを出すことを期待しています。消防の崇高な使命を認識していただき、頑張ってください」などと訓示しました。
この日は、水平に張ったロープを2種類の方法で往復40メートルを渡る「ロープブリッジ渡過」、自分の体に命綱を結んで垂直はしご15メートルを登る「はしご登はん」、チームとなった2人が協力し、壁面に垂直に垂らしたロープを器具を使わず、地上15メートルの高さまで登る「ロープ応用登はん」の3種目を実施。隊員らは、鍛え抜かれた身体能力と技術を発揮し、きびきびとした動作で訓練の成果を披露しました。
閉会式で同神岡消防署の蒔田真也署長は「本日の結果はもちろん、これまでのプロセスが、消防職員として有意義な糧になったのでは。飛騨市民の安心、安全のために消防の基礎能力を十分に上げるようご尽力いただくことを期待します」などと話しました。
選考の結果、次の皆さんが出場選手に選ばれました。
【ロープブリッジ渡過】
消防士 森航汰さん(19.03秒)
【はしご登はん】(18.40秒)
消防士 坂ノ上涼登さん
【ロープ応用登はん】(13.16秒)
消防士 松井玲音さん
消防士 桑原諒さん
選考された皆さんを代表し、森航汰さんは「支えて下さる周りの方々に感謝し、全国大会出場を目指して訓練を頑張ります」と意気込みを語りました。