6月24日(火)・25日(水) 古川中学校
地域で活躍している各界のスペシャリストから学ぶ講座の一環として、古川中学校の1年生が家庭科の授業で自分だけのオリジナルぞうきん作りに挑戦しました。
この日は、古川町で「きみこニットサークル」を主宰する竹本紀美子さんが講師として指導にあたりました。手縫いの運針の基礎から裁縫の技能を学び、ものづくりを通して甲斐性を身につけながら、一人ひとりの創造力を高めてもらおうと実施したものです。
今回は、「子どもぞうきんコンテスト」へ出品するカラフルなデザインが施されたぞうきん作りに挑戦するもの。授業だけでなく、夏休み期間中も家で取り組んで完成させるそうです。
この日は初回ということもあり、待ち針の刺し方、なみ縫いや半返し縫いといった基本的な縫い方、アウトラインステッチと呼ばれる基礎的な刺繍方法などを学びました。竹本さんは「縫い目は指1本分の幅より狭くしてな。小さい子の指がからまるで」「途中で糸が途切れたら、結ばんでいいで、3~5センチほど前に戻って再開して。そうすると糸が抜けてこんよ」などとアドバイス。裁縫の基本についても「針は手元だけで使うんやよ。大きく動かすと隣の人に刺さるかもしれんで」「裁縫で肩がこる人は姿勢が悪いんやよ」などと指導しました。
生徒らは、キャラクターや部活の道具など事前に考えてきた絵柄やデザインをチャコペンシルでぞうきんに描き、思い思いのぞうきん作りに取りかかりました。渡邉真帆さんは「今日は刺繍はちょっとしかできなかったけれど、縫い方を変えると完成形も変わってくるので、いろいろ工夫して作りたいと思います」と意気込みを話しました。
竹本さんは「古くなった手ぬぐいやタオルでぞうきんを作ることを通して、ものを大切にする気持ちを持ってほしいですし、親子で甲斐性をつけてほしいですね」と思いを語りました。