6月26日(木曜日)古川中学校体育館
古川中2年生は多種多様な職業を学び、働くことを通じて地域とかかわる探求型学習プログラム「職業マイプロ」に取り組んでいます。今回は地域の企業と団体が集まり、働くことの意義や地域とのかかわりについて話しました。
この「ふるさと職業展」は昨年スタートしたもので、今回は助産師、公務員、薬剤師、製造業、宿泊施設、介護職、建築関係、保育士、農家など39の企業・団体関係者が集まって仕事内容などを紹介。一方、生徒たちは関心のあるブース3か所を巡り、1ブースに付き25分間の講話を通して職業に関する学びを深めました。
古川町にある生花店のブースでは「仕事はお客さまの困り事を商品やサービスを通して解決するもの。そのお返しとしてお金をいただきます」「結婚式や母の日の贈り物など、大切な人には花束が思いの力を伝えます」「当店の売りは染め花です」などと商品づくりやセールスポイントについて話し、生徒からは働きがいや1日の仕事の流れなどに関する質問がありました。
また、神岡町で製麺などを手掛ける事業者は事業内容や将来展望ほか、子ども食堂への支援やプラスチック包材の削減による地域環境の改善など社会的な課題に関して解説され「将来、ふる里を離れても、ぜひ飛騨市に帰って来てください」とラブコールを送っていました。
段ボール製品が主力の古川町の企業は、段ボールベッドなど防災に役立つ製品を通した社会貢献活動についても紹介。ブースを訪れた生徒の「仕事に向く人はどんな人ですか?」という質問には「やる気と仕事への情熱が一番大切です」と伝えました。
生徒の一人、中屋彩七さんは「いろいろなブースを回り、今まで目に見えていなかった仕事内容や働いている人の苦労、やりがいなどについて分りやすく話していただきました。私は弟が小さくて子守を手伝っているので、助産師の仕事について詳しく聴くことができて良かったです」と話していました。