7月2日(水曜日)河合町稲越地区
天然雪に覆われた雪室で3か月、しっかり熟成させることで極上の日本酒に生まれ変わった「飛騨かわい雪中酒」の出荷が始まりました。
豪雪地で知られる河合町では大量に降り積もった雪を利用し、高さ約10mの雪室を造り、天生の湧き水と酒米ひだほまれで仕込んだ“純米吟醸しぼりたて生酒”を気温0度の雪室に約3000本を保存。真夏に全国各地の日本酒ファンにお届けしています。
出荷初日は蔵元の(有)渡辺酒造店と(株)飛騨ゆいなどから約30人が訪れ、早朝から雪の運搬や箱詰め作業に汗を流し、約1000本を出荷。箱には酒と一緒に雪室に保存し、開花を遅らせた桃の小枝も添えられました。
販売する(株)飛騨ゆいによると、今年は雪が多かったお陰で安定して熟成が進み、出来栄えも上々のとのこと。作業は7月30日まで3回行われ、計3000本が出荷されます。