7月12日(土曜日)流葉スキー場第4駐車場周辺
連合岐阜飛騨地域協議会が市の特定外来生物防除事業に賛同し、今年も組織の「環境クリーンキャンペーン」の一環として特定外来種オオハンゴンソウの防除作業に取り組みました。
オオハンゴンソウはキク科の多年草で、草丈2mにも生長し、7月下旬から8月にかけて黄色い花を咲かせます。繁殖力が非常に強く、放置すると固有種の生態系を破壊するため、継続的な防除が必要です。
この日は連合岐阜に加盟する神岡鉱山、三井金属ダイカスト、日本レヂボンの各労働組合から約40名が参加。夏の日差しが照り付ける中、流葉スキー場の繁殖地で、約1時間にわたって汗を流しました。
参加者は草が生い茂る斜面を登りながら、地中深くに張った根をスコップで掘り起こした後、オオハンゴンソウは種でも繁殖するため、つぼみがある草の先端部分を剪定ばさみでカット、焼却処理しました。処理した量は約250kgに上りました。
参加した神岡鉱山労組執行委員長の水口寛俊さんは「駆除には毎年参加しています。以前は8月になると、この斜面一面、まっ黄色に染まりましたが、少しずつ成果が現れているように思います。これからもがんばってこの場所から一掃したい」と、額の汗をぬぐっていました。
同協議会事務局長の谷口寛子さんは「流葉スキー場での作業は今年で3年目を迎え、以前は数河峠で10年ほど同じ作業に取り組みました。今年は例年より参加者も多く、作業も進みましたが、オオハンゴンソウは依然として多く自生しています。今後も引き続き防除に努め、地域の自然環境を守りたいと思います」と話されました。