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飛騨市美術館が「クロッキー実技講習会」を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年7月31日更新

7月13日(日曜日)古川町郷土民芸会館

市美術館の企画展「上原誠218枚の人物クロッキー画展」に合わせて、クロッキーの描き方を学ぶ講習会が開かれました。

クロッキーは「速写」「素描」とも言われ、今にも動き出しそうな人物の姿勢をすばやく捉えて描きます。講習会は午前午後の2回開かれ、飛騨、高山両市から29人が受講。高山の高校美術教諭・鈴口裕之さんが講師を務めました。

鈴口さんは上原誠さんのクロッキーについて「作品を拝見し、感動しました。描かれた線の強弱や筆圧の違いがよく分かります。瞬発的な動きがしっかり捉えられていて、クロッキーの醍醐味を感じます」と話されました。

講習会では、受講者が互いにモデルになり“動きの表現~体のS字を捉えよう”をテーマに、制限時間5分で何枚も作品を描きました。鈴口さんは「実際は動いていませんが、動きを感じることが大切。背中から骨盤の骨格がつくり出すS字カーブを描く側から強調すれば、動きのある作品になります」と教えました。

この後、受講者が描きやすいようにモデルの側からS字を強調し、線の強弱、筆圧、スピード感を意識しながら作品にチャレンジしました。また、上手なクロッキーの描き方として、鈴口さんは「陰影を利用して立体的に描く方法や、空間の描き方を覚えると絵の幅が出ます」などと描き方のコツを指導されました。

受講した高山市の酒井今日子さんは「今日は仕事を離れ、学生の頃のように絵を描く喜びに再び浸りたくて参加しました」と。また、他の受講者からは「クロッキーは簡単そうですが、すごく奥深く、むずかしい作業です」「スピーディーに描けるようにこれからもがんばります」といった声が聞かれました。

上原 誠「218枚の人物クロッキー画」展​は飛騨市美術館にて8月11日まで開催中。

当日の様子

飛騨市美術館が「クロッキー実技講習会」を開催しました
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