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池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り

印刷用ページを表示する掲載日:2025年7月24日更新

7月13日(日曜日)池ケ原湿原

宮川町の池ケ原湿原で、ヨシの繁茂を抑制するための刈り取り作業と、外来種であるオオバコの駆除作業が行われ、奥飛騨数河流葉県立自然公園促進協議会、池ケ原湿原保護センター、市観光協会、市役所、自然保護ボランティア「森スケ!」などの関係者ら約60人が参加しました。

池ケ原湿原に生育するヨシは、屋根や生活用品の材料などの用途で昔から使われてきましたが、生活様式の変化により刈り取ることがなくなった結果、湿原内で繁茂して本来の生態系に影響を及ぼすようになっていました。この状況を受けて、15年前から関係者が毎年刈り取り作業を行うようになり、状況は改善しつつあります。今回の作業では、腰から胸くらいの高さに生長したヨシを草刈り機や手鎌で刈り取り、一部を駐車場まで人力で搬出しました。

これまで刈り取ったヨシは廃棄するしかなく使い道はありませんでしたが、今年から日本新聞インキ(本社 川崎市)と飛騨市が連携して、池ケ原湿原のヨシを使った商品開発を行うことになりました。当日は同社社員も参加し、地元ボランティアと一緒に汗を流しました。今後は、10月に市内で開催予定の全国薬草フェスティバルにおいて、同社がプロジェクトの紹介とともに商品のお披露目を予定しています。

今回の参加者からは「こんなに多くのボランティアが集まるとは思わなかった。この貴重な自然を守りたいという人がいて嬉しく思います」、「ヨシの商品開発が楽しみ。完成したら購入します」といった感想が寄せられました。

作業の後は、森の中でフルートのコンサートが開催され、自然の中に響き渡る美しい音色をそれぞれ楽しんでいました。

当日の様子

池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
池ケ原湿原でボランティアによるヨシ刈り
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