7月26日(土曜日)史跡江馬氏館跡公園
江馬氏館跡を地域資源として活用する取り組みの一環として、なつやすみワークショップ「江馬館で自分だけの箱庭を作ってみよう!」が開催されました。
今回で4回目となるこのイベントには、小学生14人が参加し、国史跡・国名勝に指定されている江馬館の庭園を眺めながら、箱庭づくりに挑戦しました。
はじめに、飛騨市教育委員会の学芸員・大下永さんが江馬館と全国の庭園4つを紹介し、「どんな世界を表現したいか、まずは設計図を描いてみましょう」と呼びかけると、子どもたちは思い思いのアイデアを描きました。
続いて、中谷造園の中谷一隆さんから箱庭づくりの基本を学びました。「植物の配置を決めてから土を入れるとよいですよ」とアドバイスを受け、ナンテン、イワヒバ、コケ、石などを使って、自分だけの箱庭を形にしていきました。
完成すると縁側に並べ、一人ひとりが発表しました。「斜めに道をつくって本殿へ向かう道をイメージしました」「イワヒバでマツを表現しました」「猫が遊ぶ庭をイメージしました」など、それぞれの箱庭に込めた思いを語りました。
大下さんは「真ん中に大きな木を置いた構図が面白い」「川と陸のイメージをしっかり分けていてよい」「オリジナリティのあるお庭」などと講評しました。最後に、「この体験をきっかけに、庭や江馬の歴史、植物の育て方について考え、深めてくれたらうれしいです」と話していました。