7月30日(水曜日) 宮城保育園
東京都の前田建設工業(株)から市内の保育園などに積み木や絵本などの知育玩具を寄贈いただくことになり、贈呈にあたってセレモニーが開催されました。
同社は、2024年に飛騨市と「地域資源の活用による持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結しています。今回の寄贈はこの協定に基づき「木の良さを広めていこう」との趣旨から行われたもの。当日は、同社建築事業本部設計戦略部長の綱川隆司さんらや都竹市長の他、宮城保育園の園児ら約50人が出席しました。
綱川さんは「今まで建物を建てる時に鉄やコンクリートを使ってきましたが、山の恵みである木を使うことが環境にとても優しいということが分かってきたので、これからは木を使おうという流れになってきています」などと説明。積み木を受け取った都竹市長は「絵本をたくさん読んで山や木のことをいっぱい知って山の博士になって。積み木も使い方をいろいろ考えて、いっぱい使って楽しむことがお礼になります。たくさん遊んでください」と園児に呼びかけました。
積み木は、同社の社員研修で作成された1辺3センチの立方体の積み木が128個で1セットになります。その半分ほどは飛騨市産の広葉樹が使われているそうです。絵本は『ひだのやまはとってもいそがしい』というタイトルで、山や森の大切さを伝えようと同社員が手作りしたオリジナル。市内の8園とやまびこ教室、ことばの教室にそれぞれ1つずつ贈られました。
この日は、寄贈された絵本をスライドで映しながらNPO法人思い出の絵本展の皆さんが読み聞かせを行いました。雨をきれいな水にしたり、空気をおいしくするなど山のいろいろな働きを紹介したり、ニホンカモシカが牛の仲間で足の指は4本あることなどをクイズ形式で説明したりしました。
読み聞かせの後は積み木で遊んだり、(株)飛騨の森でクマは踊るの皆さんが用意した朴葉でお面を作ったりして遊び、園児らは楽しいひと時を過ごしました。