8月9日(土曜日)〜9月30日(火曜日)カミオカラボ
カミオカラボでは毎年企画展を行っており、今年の夏は東京大学宇宙線研究所の大型低温重力波望遠鏡KAGRAをテーマにした「KAGRA企画展~震災を越えて、再び宇宙を聴く~」を開催しています。
今回の企画展では、2024年元日に発生した能登半島地震によるKAGRAへの影響と震災からの復旧プロセス、観測再開に至るまでの科学者たちの努力、そして重力波観測の未来について紹介しています。
会場では、5枚のパネルを用いてKAGRAの研究施設や重力波について図を交えて分かりやすく解説しています。また、重力波観測に影響を与えるさまざまなノイズと、その対策についても説明されています。
さらに、研究者インタビューでは、地震による被害や復旧の様子、今後の展望や神岡で研究を続ける意義について語られています。
会場には、KAGRAの研究に使用されている重力波のノイズキャンセリング装置(ホワイトニングフィルタ)も展示されており、科学の最前線を体感できる貴重な機会となっています。