8月12日(火曜日) 市役所
交通インフラを中心にリフォームや補強、修繕業務などを全国各地で手がけている(株)エムビーエス(本社=山口県宇部市)様から、「飛騨市オリジナル映像制作プロジェクト」事業に対し、企業版ふるさと納税の仕組みを活用して300万円という多額のご寄附をいただいたことを受け、市は同社に感謝状を贈りました。
このプロジェクトは、積極的に映像作品のロケを誘致することで、地域への経済効果や関係人口の創出、地域の魅力の再発見による市民のふるさと意識の向上を図り、持続可能なまちづくりを目指すもの。今回は、市内を中心に県内各地で撮影が行われ、8月30日から全国公開される映画『僕の中に咲く花火』の制作に対し、この寄附金を財源とした助成金が交付されました。
感謝状贈呈式には、同社の山本貴士代表取締役や都竹市長らが出席。都竹市長から山本社長に感謝状を手渡しました。
都竹市長は謝辞を述べ、「若手の清水友翔監督による『自死』という重いテーマを扱った作品ですが、こうして若者が意欲的に取り組むことを市としても応援したいと考えました。県内で広く撮影されており、ぜひ各地で応援していただきたいです」「今回は、彼の考え方や取り組みに共鳴していただき、多額のご寄附をいただけました。市のロケという意味でも非常に弾みになりますし、若い監督を育てるという意味でも非常に大きなことだと思います」などとあいさつしました。
同映画関係者から提案を受けて寄附を決めたという山本社長は「我々としてもこうした形での寄附は初めて。企業版ふるさと納税の活用は、大きくは『地産地消』ですし、地方創生にこういう形で取り組むことは素晴らしい。我々もこうした取り組みに少しでも関わり、本社のある宇部市の方にも伝えたいと考えました」「主人公に山口県出身の俳優さんが抜擢されたこともあり、バックアップしていきたい」などと思いを語りました。