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各地の自治体が集結し「地域ファンづくりサミット」を開催

印刷用ページを表示する掲載日:2025年9月5日更新

8月29日(金曜日)、30日(土曜日)市役所

全国の多くの自治体では、人口減少下でも住民が心豊かに、楽しく暮らせるまちを目指し「関係人口」創出に取り組んでいます。それぞれ個性を生かした事業を通じて「地域のファンづくり」に努めていますが、一方で「ファンクラブを設立したが、展開が深まらない」「何をゴールにするか定まらない」といった声が聞かれます。

そこで飛騨市では「それぞれの地域が抱える課題を共有し、解決策を考えよう」と、今回初めて「地域ファンづくりサミット」を開催しました。サミットには17市町村と国、大学関係者らが参加しました。

初日は都竹市長が「人口減少時代を生き抜く過疎自治体の挑戦~ファンづくりから見出す地域経営」と題して講義を行った後、福井県坂井市、秋田県横手市、富山県氷見市、京都府京丹波町の担当者が「成功と失敗から学ぶ」と題して報告会を行い、それぞれの自治体の取り組みと課題を話しました。

坂井市では「ゆるキャラ」が根強い人気を保っていることから「ゆるキャラ」ファンをターゲットにした活動を紹介。「ファンが求めているのは坂井市の情報でなく“癒し”がファンを生み出していました。情報を受け取ってもらえる土壌をつくることが何よりも大切です」と。また「長年住んでいても気づかなかった街の良さに、ゆるキャラのおかげでわずか1年で気づきました」といった市民の声もが紹介されました。

秋田県横手市では情報誌「よこてfun通信」をふるさと納税の返礼品などを通じて配布し、昨年、購読者10000人を突破したこと、また都心部を中心に設けている「横手応援拠点」を中心に「いぶりがっこ農家応援事業」や「横手送り盆まつり応援事業」といったモデル事業を紹介。「これからも『応援してほしい』『応援したい』といったマッチングを通してファンを増やし、応援していただいた方に対する感謝の方法を考えたい」と話されました。

続いて、氷見市からは最初にファンミーティングなど、飛騨市との交流会を通してファンクラブの会員が増えていることへの感謝が伝えられました。また、飛騨市が取り組む「ヒダスケ!」を参考に、氷見市の方言を引用した「ヒミタヒミタスカルチャー事業」について報告。これは「昆布締め体験」など水産加工業者の手伝いや、農家の収穫・出荷作業などを行う体験ですが、作業に追われてしまい、ファンの方々との交流が十分にできなかったといった反省点が紹介されました。

また、京都市京丹波町からは民間主導で町の外と内をつなぐNPO法人「京丹波イノベーション・ラボ」という関係人口の中間支援団体の取り組みが紹介されました。同法人は“食”をキーワードとする「京丹波バル」やクリスマスマーケットなどを展開し、関東や関西のファンクラブの方々に年2回、地酒や新商品の試食会を行っているそうです。

初日の締めとして都竹市長は「ファンの獲得と格闘している皆さんの姿が目に浮かびました。悪戦苦闘することは実にすばらしいことで、そんな姿を見てファンは生まれてきます。これからも切磋琢磨して楽しくやりましょう」とあいさつしました。

2日目は参加者がクループ別になって各自治体が抱えている課題を共有し、解決策が話し合われました。

当日の様子

各地の自治体が集結し「地域ファンづくりサミット」を開催
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