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古川西小学校5年生が杉崎地区土地改良工事を見学しました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年9月9日更新

9月3日(水曜日) 古川西小学校、杉崎地区土地改良工事現場

古川西小学校の5年生児童は、「ふるさとを誇りに思い心豊かで たくましい 古川西の子」の教育目標のもと、「地域から学び、地域に貢献する」ふるさと教育の一環として「米づくり」を行っています。これまで4月から田植えなど6回の活動を行っており、この日は、土地改良工事について学びました。

杉崎地区の土地改良工事は学校のすぐ近くで行われており、児童にとっても身近なものであることから、学校から飛騨農林事務所へ依頼があり、土地改良工事を実施する飛騨農林事務所の3名、地元の杉崎土地改良事業推進協議会の1名、工事を施工する(株)田近工務店の方が講師をされるという今回の学習が実現しました。
飛騨農林事務所農地整備課の倉田大陸計画調整係長によると「学校からすぐに歩いて行ける場所でこれだけ大規模な土地改良事業が行われることはなかなかない。児童たちの移動手段を気にせず現場の見学や学習をできる貴重な機会となったのでは 」とのことです。

最初は、杉崎土地改良事業推進協議会の代表である田中清安さんが、大きな農業機械が使えないなど杉崎の農業がかかえる問題を解決するために土地改良工事を実施していること、田んぼの役割が豪雨の際に川へ流れる水を少なくしたり、ホウネンエビ、オタマジャクシ、ホタルの幼虫の主なエサとなるカワニナなどの小さな水生生物の重要なすみかとして見直されていることについて講義をされました。

続いて、児童たちは工事現場へ向かいました 。まず、古川西小学校横の市道で行われている歩道設置工事について、(株)田近工務店の池田卓也さんから「歩行者の安全を守るために行っている重要な工事です。工事には、お父さんお母さんが一生懸命働いて納めてくれる税金の一部が使われています。工事現場を見ることがあれば、どうして工事をしているのかなど、重要な目的があるはずなので考えてみてください」と話がありました。

その後、児童たちは三つのグループに分かれて、土地改良工事の現場で活躍する機械を体験しました。体験では、完成後のイメージ画像と現場を比較できるVR機器操作、ブルドーザーとショベルカーの運転席試乗を行いました。

(株)田近工務店の田近卓也さんが操作するVR機器に完成後のバーチャル画像が表示されるのを見た児童からは「すごい!」と声があがり、カメラを向けた先に表示される画像に興奮した様子でした。

重機の体験では、ブルドーザーの運転席にたどり着くため、梯子を昇り、キャタピラを渡る必要があり、最初は高さなどから「怖い」と言っていた児童も、運転席で操作の説明を受けたり、危険を知らせるためのクラクションを実際に鳴らしたりして楽しんでいました。また、ショベルカーは操縦士がグラップルで挟んだ木を積む模擬操作をした際には、ロープの外で見ていた児童から歓声が上がることもありました。

児童全員が順番に体験を行った最後には、工事現場を空撮するドローンを見上げて記念撮影が行われました。

参加した平畑皓晴さんは「重機に乗ってみてすごく高いことに興奮した。クラクションの音が耳に響いた」、中村海翔さんは「ブルドーザーのキャタピラに乗って楽しかった。VRはリアルで驚いた」と感想を話していました。

飛騨農林事務所農地整備課の川崎祐介係長は「農地は守る必要がある大切なものであることを、今回の体験から農地を見たときなどに思い出して欲しい」と農村地域を守り育てる意識を、将来を担う児童たちへ伝えました。

当日の様子

古川西小学校5年生が杉崎地区土地改良工事を見学しました
古川西小学校5年生が杉崎地区土地改良工事を見学しました
古川西小学校5年生が杉崎地区土地改良工事を見学しました
古川西小学校5年生が杉崎地区土地改良工事を見学しました
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