9月6日(土曜日)まつり広場
高齢化のため、昨年解散した飛騨古川盆おどり同好会の「大きな輪になろう盆踊り」が古川町民謡保存会と古川中マイプロジェクト、市観光協会がタッグを組んで復活させました。
日の目を見たのは昨夏スタートした「白壁キャンドルナイト」です。このイベントは瀬戸川や円光寺境内に1400本ものキャンドルや行燈を灯し、幻想的な空間の中で浴衣ショーや音楽ライブ、ファイヤーパフォーマンスなどが楽しめる催しです。
市観光協会や民謡保存会では「長年地域で大切に育ててきた盆踊りを何とか守りたい」と、地域貢献活動(マイプロジェクト)に汗を流す古川中の生徒たちに声を掛け、賛同した生徒たちとともに実現させました。
この日は事前に練習を重ねた3年生を中心に、浴衣姿の生徒たちや民謡保存会のメンバーら多くの盆踊り愛好者らがまつり広場に集まり、大きな輪になって「ひだやんさ」や「ぜんぜのこ」などを踊りました。
生徒の一人、吉野花果さん(3年)は「初めて踊りの輪に加わり、皆で踊る楽しさを知りました。これからも民謡保存会の方々の熱意を受け継ぎ、若い力を活かして踊る楽しさを広め、盛り上げていきたいです」と話しました。
また、同保存会の伝承民謡指導者・岩佐敦子さんは「会場に曲が流れ出したら小学生も、中学生も次々と思った以上に集まりました。皆さん、楽しそうに踊る光景を目にし、胸にぽっと明かりが灯った気分です」と笑顔で話されていました。
会場では古川中マイプロジェクトの皆さん約40人が盆踊りのほか、キャンドルの設置や撤去、浴衣ショーなどの運営サポートなどに汗を流しました。