9月16日(火曜日) 古川西小学校
全国の「関係人口」や地域の皆さんの力を借りて市民の困りごとを解決し、地域と人を結びつける参加型プログラム「ヒダスケ!」の事務局を担う永石智貴さんが、古川西小学校の6年生児童40人を対象に「ヒダスケ!」の講義を行いました。
同校では、総合的な学習の時間の一環で「ふるさとの魅力再発見」と題し、地域の宝について学んでいます。今回は地域のまちづくりについて学び、小学生でも参加できるような素敵な活動を知ってほしいと実施。「ヒダスケ!」の仕組みを学ぶだけでなく、自分たちで具体的なプログラムの内容も考える予定です。
永石さんは、市の人口減少や高齢化が急速に進む現状を説明し、「市民だけで町を維持するには限界があり、祭りや地域の魅力が維持できなくなる恐れがあります。市外の人とも協力していく必要があります」と強調しました。また、地域に住んでいなくても、私たちの暮らしや活動に心を寄せ、応援してくださる「関係人口」の皆さんがいることも紹介。市民の困りごとなど身近な課題も吸い上げてプログラムを作り、さまざまな人が参加しやすくしていることなど「ヒダスケ!」の仕組みを説明しました。
困りごとの解決を通じて人と人のつながりができたり、困りごと自体が地域資源になるなどの効果が出ていると紹介。「ひとりよがりにならず、関わる人みんながハッピーになれるような取り組みが大切」と強調しました。
二村華夢さんは「「『ヒダスケ!』やファンクラブ、人口の減り方や関係人口のこと、消滅可能性都市のことが勉強になりました。今からでも『ヒダスケ!』に参加できると分かったので、できるものがあれば参加してみたいです」と話しました。
永石さんは「小学生も含め、市民あっての『ヒダスケ!』。子どもたちが頑張ってくれると、関わってくださる方もハッピーになれます。今日は、子どもたちが『積極的に参加したい』と言ってくれてうれしいです」と喜んでいました。









