9月17日(水曜日)古川西小学校
隣接する介護施設「さくらの郷」で入居者と交流を予定している古川西小の児童たちが「認知症キッズサポーター養成講座」を受講し、認知症に関する予備知識を深め“認知症の人”との正しい接し方を学びました。
この日は4年生35人が出席。飛騨市認知症キャラバン・メイトの皆さんと講師の認知症支援推進員・下堂前利子さんを講師に座学を行った後、児童の皆さんが学校の帰り道に出会った認知症のお年寄りとの接し方についてを寸劇とロールプレイを通して学びました。
下堂前さんは話し方や声のトーン、視線の合わせ方などお年寄りと交流する際のポイントに関して「声を掛ける時は前から顔を見ながらやさしく話しかけてください。困ったり、不安な時は大人を呼んで助けてもらってください。また、屋外に出る楽しみを大切にしてあげたいので、認知症に関してしっかり学び、お年寄りが安心して暮らせる町にしてほしい」と話しました。
講座後、児童たちは「認知症のことをいろいろ教えてもらい驚きました。これからはお年寄りと出会ったらやさしく声を掛けようと思いました」「街でお年寄りと出会った時、知らんぷりをせず、できるだけ自分から声を掛けたいです」などと、感想を述べました。
同校では4年生が福祉の総合学習に取り組み、障がい者や高齢者疑似体験など外部講師を招いて学んでいます。また、こうした出前講座だけでなく、地域をフィールドに体験学習にも取り組んでいます。さくらの郷にはこの10月に訪問し、入居者との交流や合唱披露などを予定しています。



