9月26日(金曜日) 古川町コミュニティセンター
近年多発している特殊詐欺などによる犯罪が市内でも起きていることを受け、「特殊詐欺等防止飛騨市民大会」が開かれました。
こうした犯罪被害を自分ごととし、具体的な事例や注意すべき点、対応などを分かりやすく学んだり、被害の防止を広く呼びかけようと開催したもので、県内では初めての取り組みです。
飛騨市防犯協会会長である都竹市長は「働き盛りの方々も高額な被害を受けています。ごく身近なところに危険があると理解し、話題にして横に広げるしか防止の方法はありません。今日の話を聞いて認識を深め、周囲に伝えていただきたい」などと呼びかけました。
また、二村真人飛騨警察署長は「SNS型投資・ロマンス詐欺は全国的に増え、岐阜県は多い順に7番目で被害金額も非常に大きい。手口が日々変化し巧妙になって、対策も非常に困難。知識を身につけていただき、まち全体で被害を食い止められたら」などとあいさつしました。
この日は、各種団体職員や事業者の皆さんなど約200人が参加しました。愛知県の劇団シンデレラが「特殊詐欺(オレオレ詐欺)」について手口や対策などを寸劇で披露。高額な引き出しや振り込みの依頼があった場合には銀行が警察に通報することで詐欺を未然に防ぐ「全件通報」などを紹介しました。また、飛騨署員が「SNS型投資・ロマンス詐欺」について、ありがちなやり取りを寸劇で演じ、被害に遭わないための要点を説明しました。
飛騨署の堀裕一郎生活安全課長は、昨年の市内での特殊詐欺発生状況にふれ、SNS型投資・ロマンス詐欺と合わせると10件、約6,030万円の被害があったと報告。さまざまな詐欺の具体的な手口や対処法などを伝え、岐阜県警の防犯アプリの利用などを呼びかけました。
最後に、古川町商工会の谷邉芳弘会長が「安全で安心して生活できる地域社会を実現するため、さらにいっそう努力します」などとする特殊詐欺等防止飛騨市民大会宣言を読み上げました。









