10月15日(水)古川消防署
倒壊した家屋や事故車両から消防団員が被災者らを救助する、資機材取り扱い訓練が実施されました。これらの救助用資機材は総務省消防庁から無償貸与されている車両に積載されているものです。
無償貸与されている車両には神岡町と古川町に各1台配備され、可搬ポンプのほか、金属を切断するエンジンカッター、コンクリートや木材を破壊する電動工具、チェーンソー、また機材を持って入り込めない狭い場所で使用する手動の携帯用工具などの資機材が積み込まれています。
訓練は年1回行われ、今回は市消防団古川方面隊第3分団が令和2年度から使用している車両と団員15人が参加。消防職員の指導を受けながら、コンクリートブロックを破砕したり、金属板の切断、事故車両のドアをこじ開けたりする訓練を行いました。
参加した沖村幸介団長は「災害にいち早く対応できるよう知識や技術を身につけ、倒壊した家屋からの救出など緊急消防援助隊を待つ間も力を尽くし、また、いつ応援要請があっても即座に対応できるように心がけたいと思います」と話していました。
あいさつに立った市消防団古川方面隊・森下利朗副団長は「災害や事故など『いざ』という時のため繰り返し練習し、ポンプ操法と同様、機材を手にしたら自然に体が動くようになっていただきたい」と述べました。