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ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年10月27日更新

10月18日(土曜日)瀬戸川

冬期「流雪溝」として利用する瀬戸川の鯉を増島城の堀(天神池)に移す“鯉の引っ越し”が行われました。作業は例年11月第4土曜か日曜日に行われますが、今年は殿町の電線地中化の一環で瀬戸川も工事に入るため例年より1か月早く行われました。

作業は毎年多くのボランティアの手を借りて行われますが、この日は古川中学校の地域貢献活動「マイ・プロジェクト」に取り組む生徒と地域の困りごとに手を貸しているヒダスケ!の皆さん、合わせて約30人が市観光協会と市役所の職員に加わって汗を流しました。

胴長を着けたボランティアらは川に入ると、玉網に入りきらないほどの大物をやっとの思いですくい上げ、弱らないようにビニールシートを張って水を入れた軽トラックの荷台に素早く載せて、天神池までピストン輸送しました。例年温かい飲み物で体を温めて作業が行われますが、この日はまだまだ夏の暑さが残り、冷たい飲み物で喉を潤し、汗をぬぐいながらの作業となりました。

瀬戸川の鯉は昭和43年、ゴミの投げ捨てや生活排水の流入といった川の環境悪化を受け、環境美化と住民の心の安らぎを目的に放流されました。

古川中学校3年生の井畑快晴さんは「古い町並みと瀬戸川の鯉は僕にとって暮らしの一部のようなもの。古川のシンボルでもある鯉の引っ越し作業に関わることができてとてもうれしいです」と話しました。

また、元古川小教員の瀧花光一さんは子どもと一緒に散歩中、作業に走り回る教え子たちを見かけて、加勢。「教え子たちががんばって手伝う姿を見て、ついつい参加したくなりました。地域に貢献する姿を見て大変たのもしく思いました」と笑顔を見せていました。

飛騨市観光協会の渡邉隆会長は「瀬戸川から鯉が消えさびしいですが、ゆったりした池で成長を見届け、来春、古川祭の花として1192匹の鯉がひと回り大きくなって、皆さんに目出てもらえるのを楽しみにしています」と話していました。

当日の様子

ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました
ボランティアの皆さんが鯉の引っ越し作業に汗を流しました