11月3日(金曜日)飛騨古川まつり広場ほか
飛騨市観光協会と市内各酒蔵が「第3回飛騨三蔵まいり」を開催しました。昨年12月、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本酒が国の枠を超え、海外でも注目を集めました。
このイベントは神岡町の大坪酒造店、古川町の蒲酒造場と渡辺酒造店が手を結び“いい3蔵の日”にちなみ、毎年この日に実施されています。メイン会場のまつり広場には各蔵のブランド「蓬莱」「白真弓」「神代」をブレンドした限定酒のほか、イワナの塩焼きなど「おつまみマルシェ」が行われました。
また、大坪酒造店の出張テントが立ち、町内の蔵元ともに秘蔵酒の試飲や、フルート演奏や声楽家による「酒蔵コンサート」、地酒を使った特製スイーツの販売も行われ、ヒダスケ!の皆さんや古川中マイプロジェクトの生徒24人が販売スタッフやまつり会館内でガイドなどを務めました。
この日は特別行事も行われ、今夏に続いて能登半島地震の被災者らが「出張輪島朝市」を開催。震災からの復興を願い、飛騨と能登の被災地とが真心をつなぎました。
朝市を開いていた「輪島朝市を応援する会」の小坂美恵子さんは「夏に盛況を呼んだお陰で今回もお招きいただき、心より感謝しています。地元では未だに市は開けず、こうした復興支援で支えていただいています。出港できる船も限られ、魚も少ないですが、皆一丸となって活動していますので、末永く応援していただきたいと思います」と話していました。
家族で会場を訪れた古川町の中村亜美さんは「地酒が好きな家族のため、今日は3本も買ってしまいました。こうしたイベントは子どもも大好きで、試飲も、コンサートも楽しめ、とてもよかったです。出産を控えていた時、甘酒のおいしさに目覚め、甘酒もいただきました。」と笑顔を見せていました。