11月11日(火曜日) 市役所
宮川町で出土した石棒を数多く展示している飛騨みやがわ考古民俗館の取り組みを盛り上げ、「関係人口」の輪を広げようと活動する「石棒クラブ」(メンバー9人)が、毎年11月を「石棒強化月間」としてさまざまな活動を行っています。
今年度は「夢をかなえよ!サステナブルな石棒万博」をテーマに、石棒クラブと同館が合同で9つの企画を立案し、同館やオンラインでのワークショップ、会合などを開催。特に日付が4本の石棒が並んでいるように見えることから「石棒の日」と同クラブが名づけた11月11日には、「出版社と考える!市の文化財魅せ方ワークショップ&新プロジェクト大発表!」をオンラインで行いました。
この日は、市が管理・運営するサイト「飛騨市の文化財」のうち、同館に隣接する茅葺き民家「旧中村家」の紹介ページをもっと魅力的にする手法を検討。人文学研究の本を中心に出版する「文学通信」の編集者、渡辺哲史さんと松尾彩乃さんに文章の添削や見せ方への助言をいただきながら話し合いました。
小見出しについては「狼に吹き飛ばされてたまるか!飛騨の茅葺き民家」など3つの案をメンバーが提案。渡辺さんや松尾さんは「どれもインパクトがあって面白い」「1つに絞らず、見てほしい対象やその時のシチュエーションで変えても良いのでは」などと講評しました。
また、子どもらの調べ学習などに対応できるようルビをふったり、住んでいた人たちの暮らしや市にとっての価値などが分かる内容、修復前と修復後の比較写真や解説、曳家の動画なども載せると良いのでは、などとアドバイスしました。
市の担当者は「今日いただいた小見出し案はサイトやSNSで使い分けたいですし、教えていただいた見せ方も今後の情報発信に反映したいです」と話していました。
また、この日は文学通信から『石棒図鑑(仮)』が出版されることが決まり、今後制作に向けて進行することも発表され、参加した一同は盛り上がっていました。






