心を一つに…河合小児童が「河合っ子座公演」を開催

11月15日（土曜日）河合小学校

河合小学校が児童たちによる歌舞伎（5、6年生）、民話劇（2年生）、太鼓（3、4年生）の発表会「河合っ子座公演」を開催しました。

この公演は、日ごろ児童たちを見守っていただいている地域の方々や、故郷への感謝の気持ちを込めて開かれたものです。今年度は「心を一つにして、全力で取り組み、感謝と成長を伝えよう！」をスローガンに行われました。

公演に先立ち田中孝枝校長は「感謝と成長という言葉がスローガンに出てきた時、皆さんが支えてくださる人のことを考えて、力を伸ばしたいと思っていることが分かり、大変うれしく思いました。今日はこれまで積み重ねてきたことを思い切り発表し、感謝と成長を伝えましょう」とあいさつしました。

公演のトップを切ったのは地域の伝統芸能でもある歌舞伎「青砥縞花紅彩画（あおとぞうしはなのにしきえ）稲勢川勢揃いの場」です。児童たちは追手に囲まれながらも桜が咲き誇る稲勢川の土手に勢ぞろいし、名乗りを上げる通称“白波五人男”と呼ばれる盗賊を見事に演じました。

歌舞伎ならではの“隈取”という派手な化粧を塗り、そろいの傘を手に着飾った児童たちが大声で見栄を切る姿に、会場から盛んに拍手が送られました。

五人男の一人、南郷力丸を演じた岡崎大翔さん（6年）は「見栄の切り方はむずかしいので、家でもしっかり練習しました。その甲斐あって、恐い感じなど南郷らしさを思う存分出すことができて満足しました。歌舞伎保存会の皆さんに感謝しています」と話しました。

また、2年生の民話劇「中澤上の長兵衛さんとガオロ」や3、4年生の「飛騨かわい匠太鼓」も地域の方々に教えていただいた成果を存分に発揮し、会場から温かい拍手と声援が送られていました。

会場には児童や家族で描いた山中和紙の提灯が飾りつけられ、また親子で詠んだ「親子で暖歌」の作品発表や文化展なども行われ、来場した方々が熱心に鑑賞していました。

当日の様子