ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開

最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開

印刷用ページを表示する掲載日:2025年12月3日更新

11月19日(水曜日)飛騨みやがわ考古民俗館

飛騨みやがわ考古民俗館で「注口土器」の内壁を高精度カメラを使って撮影し、データ化する3Dスキャン作業が一般に公開されました。

同館ではこれまで石棒等収蔵資料の外観のみ撮影して3Dスキャンによるデータ化を進め、活用してきました。一般のカメラでは狭くて撮影できない内部の撮影は今回が初めてです。

作業は光学部品メーカー・ナルックス株式会社(大阪府)商品開発部の協力で、2台のカメラ(3D工業用内視鏡)を用いた「ステレオカメラ式3D撮影システム」を採用して行われました。

精細な画像がPCの画面上に浮かび上がると、これまでわからなかった内部の形状や色彩も確認でき、学芸員らは「色の違いで、土器を復元した時の状況が分かりました」などと新たな発見に目を輝かせました。

市教委の三好清超学芸員は「これまで信頼度の低かった部分も精巧に写し出すことができました。今後、外観の情報を組み合わせることで、土器の厚みなど高精度な情報も得られるでしょう」と話していました。

この作業は、同館の石棒クラブが「夢をかなえよ!サステナブルな石棒万博」をテーマに行った石棒強化月間(11月)の取り組みの一つとして行われました。

当日の様子

最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開
最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開
最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開
最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開
最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開
最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開
最新技術を使った注口土器の3Dスキャン作業公開