11月25日(火曜日) 市役所
飛騨みやがわ考古民俗館を盛り上げようと活動している「石棒クラブ」が、独自に定めている「石棒強化月間」の企画の1つとして、主に児童・生徒を対象とした考古学の教育普及活動を行っている任意団体「LeArchaeology(ラーケオロジー)」の皆さんと「勝手に国際会議 LeArchaeology×石棒クラブ~世界の文化遺産活用のこれからを考える!」をオンラインで開催しました。
ラーケオロジーは、メンバーが持つ考古学などの専門性やスキルを活かし、課題解決力や国際理解などの「人間力」や、防災・植物・スポーツ・医療といったさまざまな異分野と考古学をつなげる「総合知」の獲得をめざした考古学学習コンテンツの開発を行っているそうです。学校での授業や企業における監修のサポート、博物館や研究機関が行うイベントや海外プロジェクトの企画・運営、さまざまなイベントへの出展など幅広く活動しています。
9月に開かれた「歴史フェス」に出展していた同団体に、石棒クラブのメンバーが働きかけて今回のコラボ企画が実現。互いの自己紹介と今後の連携などについて語り合う機会を設けました。
同団体の福田莉紗代表は、これまでの活動事例や今後の目標などを紹介しながら、「研究者・技術者と『外』の人をつなげるアウトリーチ活動を行い、今後の事業のロールモデルをつくりたい」「事業規模の拡大と安定的な収益性の確保をめざし、若手研究者の経済的支援ができるような団体になれれば」などと思いを語りました。また、石棒クラブとのコラボで「世界の石棒の図鑑などができれば」などと話しました。
同団体のメンバーからは「プロのライターの協力を得て、若い世代による新しい視点からの展示のキャプションづくりを行ってみては」「3Dスキャナや3Dプリンタを活用してさまざまな形や重さの石棒を作り、石棒の個性を体感できるバランスゲームを開発してみては」といった具体的な提案もありました。




