11月27日(木曜日)飛騨市図書館
ものわすれや認知症が気になる方、外出したり人と話す機会が少ない方に、お茶を飲みながら気軽に交流していただく「認知症カフェ」を開催しました。図書館で行うのは今回が初めてです。
今回は降雪期を前に“運転”について考え、自身の運転能力に気づいていただくため、飛騨署の平野真一郎交通課長を講師に「運転免許の更新と返納」をテーマに講座を開いたり、俊敏性などがゲーム感覚で測定できる機器も体験していただきました。
講座では高齢者の交通事故発生状況を紹介した後、反対車線に停車中のバス後方から歩行者が横断してくるケースなど、歩行者や信号など気を使わなければならないポイントを確認しました。また、動体視力に関して「20歳の若者の0.8に比べて70歳になると0.1まで衰えます」などと紹介しました。
平野課長は「高齢になると、実際は見えているのに見落としてしまうことがあります。目に入る情報を正確に捉える力が必要です」と話していました。
免許の返納時期に関しては「家族から運転方法で注意を受けたり、車に小さなキズが増えた時がサインです。まずは1週間ハンドルを握らず、公共交通や宅配サービスを利用して生活してください。免許取り消しでなく,是非、優良運転手のまま“卒業”してほしいと思います」と呼び掛けました。
この後、参加者はクイックアームやクイックキャッチ、クイックステップといった機器を使い、光るランプにすばやくタッチして俊敏性などを確かめたり、須田病院による認知症や困り事などの相談コーナーを利用していました。
参加した古川町の女性(72)は「買い物や通院、孫の送迎など車は大切な足なので、まだ10年は乗りたいと思っていますが、事故のニュースを見るたびに体力の衰えが心配になります。今日は高齢者の現状を知りたくて、予習のつもりで参加しました。家族に指摘されたら返納しようと思います」と話していました。
市では現在、古川町と神岡町の「ものわすれ相談窓口」に“認知症カフェ”を開設していますが、今後、図書館など市民にとってより身近な場所でも認知症に関する学びの場を提供することにしています。
なお、図書館では免許更新や返納に関する本などが一覧できる「オレンジブックコーナー」を設けています。