12月1日(月曜日)神岡中学校
神岡中学校の生徒会執行部が、生活の手引き(校則)の改定について教職員へ提案しました。
執行部は、「必要のない校則は変えたい」「校則を変えることに挑戦したい」という思いから、生活の手引きに記載されている「中学生らしさ」について教員へ聞き取りを行ったほか、市長や保護者、地域の代表から意見をもらう場を重ねてきました。
最終段階となった今回は、生徒会が考える校則の必要性や改定の視点、具体案を全教職員の前でプレゼンしました。
「(1)安心安全」「(2)学びの場」の2つの視点を大切にし、気温や体調、場面に合わせて服装を自分で選べるようにする改定案を発表。さらに、特別支援学級の生徒や新入生が迷わないように、制服・体操服・どちらでもよい場面を記載することも提案しました。また、登下校時の服装や髪型については線引きが難しく、今後も議論を続けていきたいと話しました。
教職員からは、「覚えること、校則が増えてしまうのではないか。マナーとして自分で判断する部分をどこまで記載すべきか考えてほしい」「大人になっても場面に合った服装を判断する場面があるので、今のうちから自分で考えることはよい」「迷う生徒もいると思うので、この場面ではこうするとよいと手本を示してほしい」といった意見が出ました。
今回の意見を踏まえて最終調整を行い、26日(金曜日)の全校生徒への発表を経て、冬休み明けの導入を目指しています。
執行部の生徒からは、「みんなの思いを納得できる形にまとめるのが難しかった」「卒業後も続く校則なので、先を見て考えたい」「違う視点を持つ人との対話の大切さを感じた」などの声が聞かれました。